これからの自分に、出会う旅。
リボーンアート・フェスティバルは、
宮城県の牡鹿(おしか)半島と石巻市街地を主な舞台とした、
「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできるお祭りです。
2回目となる2019年は、
網地島を含む7つのエリアで7組のキュレーターが
多様な作家たちと『いのちのてざわり』に思いを馳せながら、
作品をつくります。
今、生まれ変わろうとしているこの場所だからこそ、
他では出会うことのない価値観や人に出会うことができる。
今まで出会うことのなかった自分にさえ、
出会うことができるかもしれません。
Reborn-Art
=人が生きる術
『Art』とは 『人が生きる術』 、すべてを指す『Ars』ということば(ラテン語)がもとになっています。私たちは東日本大震災以後はっきりと、自分たちのまわりからほんとうの『人が生きる術』が失われかかっていることを、認識するようになりました。今もっとも必要なことは、この『人が生きる術』を蘇らせ取り戻すことにあると考えた私たちは、自分たちのめざすものを『Reborn-Art』と名付け、食や住や経済などの『生活の技』、アートや音楽やデザインの『美の技』、地域の伝統の『叡智の技』などとして、さまざまな領域における『Reborn-Art』を発見 / 再発見しようとしています。お祭りの中心地となる牡鹿半島には、人の手の加えられていない自然が多く残されています。そこには津波の傷跡とともに、人の営みと豊かな海と山と森があり、そのまんなかに『Reborn-Art』のお祭りが出現します。ここを訪れる皆さんが、地域の人々やアーティストやスタッフと一緒になってお祭りをつくりだすとき、ほんとうの意味で地域が前に向かって進んでいくためのエネルギーが生まれてくるはずです。
ART

地域の未来を示唆するアート

地域の未来を示唆するアート

7つのエリアで、7組のキュレーターとともに、約60組の多様なアーティストたちが作品を展開します。それぞれの地域で住民や土地の記憶に触れ、豊かさ、強さ、厳しさや優しさを感じたアーティストたちは、さまざまなメッセージを発し、未知の世界を見せてくれるはずです。
MUSIC

地域やアートと融け合う音楽

地域やアートと融け合う音楽

オープニングライブ「転がる、詩」に始まり、オペラ「四次元の賢治 -完結編-」や、静かなビーチでの幻想的なコンサート、みんなで踊る盆踊り……。さまざまな音楽家たちが豊かな自然のなかで奏でる音楽は、地域やアート作品と融合し、感動を増幅させてくれるでしょう。
FOOD

地域を一層深く体感する食

地域を一層深く体感する食

“食が生まれるところ”を探検するイベント「石巻フードアドベンチャー」、精鋭の料理人たちが地域の旬をダイレクトに表現するレストラン「Reborn-Art DINING」、浜のお母さんたちが地元の食材を使った料理を供する食堂「はまさいさい」。ユニークな食体験でこの地を味わえます。

いのちのてざわり

 自然の猛威による未曾有の震災が残した爪痕はいまもまだ東北のあちこちで散見できる。それを単純に<ネガティブ>と形容することには躊躇いがあるにせよ、そこから転じた<ポジティブ>が『Reborn-Art=人が生きる術』をキーワードとするこの芸術祭を形作ってきたのは確かだ。2017年の第1回ではアートを媒介にして人の想いや繋がりが新たにさまざまに生まれていった。

 来たる2019年の第2回は『いのちのてざわり』をテーマに掲げようと思う。暴走する経済をはじめとした現代社会の状況は、人が生きることの本質からどんどん遠ざかりつつあるように見える。石巻でしか生まれ得ない「いのち」という我々の根源に深く触れることのできる作品を、そこで新たな<ポジティブ>をみつける未来に向けたダイナミズムを、ぜひ体感していただきたい。

リボーンアート・フェスティバル
実行委員長 小林武史

日和山神社の鳥居越しに望む石巻の街

FAQ

リボーンアート・フェスティバルの事務局に寄せられる、
よくあるご質問(FAQ)にお答えします。

石巻について

石巻ってどんなところ?
石巻市は宮城県下で仙台市に次ぐ第2の都市で、面積は約554平方キロメートル、人口は約14万人。北上川の河口に位置し、世界三大漁場・金華山沖を抱える自然豊かな地域です。東日本大震災では甚大な被害を受け、津波犠牲者最多の市区町村となりましたが、徐々に復興しつつあります。
あわせて立ち寄れる石巻の観光スポットは?
石巻市内には漫画家・石ノ森章太郎の作品を展示する「石ノ森萬画館」や、伊達政宗の命でローマへと出帆した「サン・ファン・バウティスタ」の復元船を展示する「サン・ファン館」、「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがある奥州三霊場「金華山」などもあります。

交通手段について

公共交通機関で各エリアを巡ることはできますか?
公共交通機関が極めて少ないため、オフィシャルツアーへのご参加をおすすめしております。

【牡鹿半島部の各エリア】
オフィシャルツアー以外では、石巻駅を起点に考えた場合、宮城交通の路線バス「鮎川線」を利用していただくことも可能です。
各作品展示エリアの最寄りのバス停は以下の通りです。バス停の名称とエリアの名称で混乱しやすいのでご注意ください。

桃浦エリア→[荻浜小学校前]
荻浜エリア→[荻浜]
小積エリア→[小積浜]
鮎川エリア→[鮎川港]

ただ、石巻駅発の直通便が少ないため、「鹿妻線」で[イオンスーパーセンター石巻東店]停留所まで行き、「鮎川線」に乗り継いていただくこともできます。
路線バスは便数が大変少なく、土日はさらに減りますのでご注意ください。

宮城交通の時刻表
鮎川線(平日)
鮎川線(土日祝日)
鹿妻線(平日)
鹿妻線(土日祝日)

【網地島エリア】
網地島エリアは島民バスが1日4便と少なく、島民バスは島民の利用が優先となりますのでご注意ください。オフィシャルツアーを利用されない場合は、徒歩が前提となります。

牡鹿地区住民バスの時刻表
網地島線
駐車場はありますか?
牡鹿半島の4エリア(桃浦、荻浜、小積、鮎川)は各エリアごとにオフィシャル駐車場をご用意しております。最初に駐車されるオフィシャル駐車場で、駐車場運営協力費として500円をお支払いいただくと、当日に限り全エリアの駐車場をご利用いただけます。

作品がある場所について

作品の展示場所がわかるマップを見たい
アクセスページ後半にエリアごとの作品展示マップがあります。また、無料ガイドブックのPDF版を掲載しております(約10MB)。
事前にガイドブックを見たい
無料ガイドブックのPDF版を掲載しております(約10MB)。
なお無料ガイドブックは、各エリアのインフォーメーションにてパスポートの販売/引換の際にお渡ししております。

パスポートについて

パスポートの有効期限は?
パスポートの有効期限は、1エリア1回の鑑賞に限り、会期終了(2019年9月29日)までとなっております。
例えば桃浦エリアを見た後、別の日に荻浜エリアを見ていただくことも可能です。
ただし、1つのパスポートで同じ作品(エリア)を何度もご覧いただくことはできませんので、各エリアごとに1回のご入場となります。同じ作品(エリア)に2回目以降ご入場の場合は、エリアごとに別途個別鑑賞料金(500円)が必要となります。
なお、パスポート(使用済みも可)+2,000円でいつでも何回でも自由にご覧になれる、完全フリーパスにアップグレードしていただくことも可能です。

詳しくは各インフォメーションにてお問い合わせください。
asoview!で購入した電子チケットに関して聞きたい
電子チケットに関するお問い合わせはサービス提供会社のasoview!にお問い合わせください。
オフィシャルツアー「牡鹿半島コース」参加前にパスポートを購入できますか?
ツアーバスの集合場所に隣接する石巻駅前インフォメーションが概ね9:30ごろにはオープンしますので、10:00の出発までに購入していただけます。
なお、出発までにパスポート購入が間に合わなかった場合、最初の鑑賞エリアのインフォメーションでも購入可能です。

オフィシャルツアーについて

オフィシャルツアーを途中で離脱できますか?
可能です。同行するツアーガイドに、出発時点でその旨お伝えください。その他詳細につきましてはツアー主催団体の石巻圏観光推進機構にお問い合わせください。

TEL 0225-98-8285
E-mail info@umimachi-sanpo.com

Reborn-Art DININGについて

Reborn-Art DININGは予約できますか?
今回のReborn-Art DININGは予約制ではございませんが、平日に限りご予約を承っております(ゲストシェフの参加日も同様です)。ご予約の際は、080-8205-3836(Reborn-Art DINING 予約専用番号)にお電話ください。時間帯や混雑状況によっては多少お待ちいただく可能性もありますのでご了承ください。
ちなみにテイクアウトメニューは座席が埋まった状態でも召し上がっていただけます。
なお、Reborn-Art DININGは荻浜エリアの作品設置エリアにあり、別途作品鑑賞パスポートが必要ですのでご了承ください。

障害がある方への対応について

障害者割引はありますか?
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けていらっしゃる方とその付き添いの方に関しては無料とさせていただいております。
インフォメーションにて当該手帳をご提示いただくことで適応させていただきます。
なお、大変恐縮ですが芸術祭の性質上、バリアフリーではございませんのでご理解賜わりたくお願い申し上げます。
車椅子で見られる作品はありますか?
あいにく芸術祭の性質上、車椅子でご覧いただける箇所は大変少ないのですが、荻浜エリアは専用駐車場からご覧いただける場所まで車で送迎させていただきます。Reborn-Art DININGにスロープはございませんが、お食事していただく場合は支障がないようにスタッフがお手伝いをさせていただきます。
なお、お手洗いは荻浜エリアに隣接する牡鹿ビレッジにバリアフリーのトイレがございます。最小限のスタッフで運営しているためお手伝いに際してはお待たせしてしまう場合がございますが、ご理解賜わりたくお願い申し上げます。

服装について

どんな服装がいい?
展示エリアには山道など美しくも険しい自然に囲まれたところがあります。ヒルやマダニがいることもありますので、なるべく肌を露出しないようにしてください。サンダルではなく、スニーカーやトレッキングシューズなどがおすすめです。日よけができるつばがある帽子、両手が空くバッグが便利です。

Illustration: Kenta Kaido

開催概要

リボーンアート・フェスティバル 2019

会期
2019年8月3日(土)- 2019年9月29日(日)
※水曜休祭予定
(8月14日およびイベント開催日は除く)
※網地島エリアは8月20日より開催


鑑賞時間
【平日】10:00~16:00(15:30最終受付)
【土日祝・8月13日〜16日】10:00〜17:00(16:30最終受付)
※施設、作品によって異なる場合もありますので各作家のページにてご確認ください

会場
牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾
(宮城県石巻市、塩竈市、
東松島市、松島町、女川町)

主催
Reborn-Art Festival 実行委員会、
一般社団法人APバンク

共催
宮城県、石巻市、塩竈市、
東松島市、松島町、女川町、
株式会社河北新報社、
東日本旅客鉄道株式会社 仙台支社、
ヤフー株式会社

助成

令和元年度 文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業
文化庁
日本博
オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
JAPAN AUSTRIA

協賛

(50音順)

地元特別協賛

地元協賛

  • 株式会社ワンテーブル 、アイベックスエアラインズ株式会社、ニッポンレンタカー東北株式会社、特定非営利活動法人石巻市スポーツ協会、有限会社アイ・エフ・エス、齋藤不動産管理事務所、コメダ珈琲店石巻蛇田店