宮城の旅の楽しみが広がる

リボーンアート・フェスティバル周辺エリアの観光情報

新しいコミュニティづくりが進む

石巻市北部

石巻北部には、太平洋に面した雄勝町、追分温泉のある北上町、上品山を望む三輪田、土地の多くを水田が占める桃生町などがあり、2005年の合併ですべて石巻市に。東日本大震災で被害が大きかった地域の人々が川の上(かわのかみ)と呼ばれる地域へ集団移転したことに伴い、異なるバックグラウンドを持つ人同士が一緒に住んでいくための場所やコミュニティづくりなど、様々な取り組みがなされています。

(インデックスの写真は2018年に恋する灯台として認定された雄勝地区の大須崎灯台)

[石巻市北部観光のモデルコース]

  • 道の駅「上品の郷」
  • 川の上・百俵館
  • 釣石神社
  • 雄勝の宿

石巻駅から8kmほど北上すると道の駅「上品の郷」。
近くの川の上・百俵館に寄った後は、北上川に沿って北東の釣石神社へ。
北上川を渡って南東に移動し、港町・雄勝の宿で海の幸を満喫するのがおすすめです。

観光施設

全国道の駅人気ランキングで常に上位

道の駅「上品の郷」

宮城県内で10番目にオープンした道の駅。駅名の「上品(じょうぼん)」は、石巻市河北地区の象徴である上品山から。農産物直売所「ひたかみ」、地域の旬の食材を使ったレストラン「栞」、県内でも珍しい含鉄塩化物泉の温泉保養施設「ふたごの湯」など、県外から訪れた人だけでなく、地域の人々も楽しめる地域振興機能が充実。年間200以上のイベントも開催されています。

所在地:石巻市小船越二子北下1-1
営業時間:農産物直売所9:00〜19:00、レストラン10:00〜20:00(19:30L.O.)、温泉9:00〜21:00(最終受付20:30)
電話:0225-62-3670(代表)
http://www.joubon.com/home/

“お茶っこ”できるにぎやかな図書館

川の上・百俵館

2015年にオープンした、図書館とカフェが併設された施設。東日本大震災で家を失った人々が川の上地区に移転してくるにあたり、大正時代にできた木造の旧農協精米所を改修し、地域の人々との新しいコミュニティー形成のために作られました。建物内の本棚には日本や小説など約3,000冊の本が並び、“お茶っこ”(ご近所さん同士がお茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ地域の風習)をしながら過ごせます。

所在地:石巻市小船越字山畑343-1
営業時間:10:00〜17:00
休業日:月曜
電話:0225-24-6625
http://kawanokami.com/hyappyokan

「落ちない」パワースポット

釣石神社

御神体は、周囲14メートルもありながら、幾多の災害でビクともしない巨石「男石」。さらに御祭神は、天岩戸神話で天照大神が岩戸に隠れた時に祝詞を上げた「知恵の神」こと天児屋根命(あめのこやねのみこと)。そうしたことから学業成就の祈願に多くの参拝者が訪れています。近くにある舟形の巨石「女石」と夫婦石であることから、縁結び、夫婦円満、子孫繁栄に御利益があるともされています。

所在地:石巻市北上町十三浜字菖蒲田
電話番号:0225-25-6345

宿泊施設

大人のための協働宿泊施設

モリウミアス アネックス

震災からの復興を願って廃校をリノベーションして2015年につくられたこどものための複合体験施設「モリウミアス」。そこに2017年に併設されたのが、大人のための協働宿泊施設「モリウミアス アネックス」です。雄勝硯のスレートを屋根に吹上げた建物は建築家・中村好文が設計。雄勝を題材としたワークショップのプログラムも用意。キッチンでは自炊も可能です。

所在地:石巻市雄勝町桑浜字桑浜60
電話:0225-25-6506
http://moriumius.jp/annex/

雄勝町桑浜の漁師夫妻が営む

桑浜漁師民宿

2015年、雄勝町桑浜の漁師である今野きつ子さんと清郎さんが「震災後に全国から来てくださった人たちへの恩返し」としてオープンした民宿。海と森に囲まれ静かな時間の流れる桑浜で、目の前の海で獲れた新鮮な海産物と家庭的な雰囲気でもてなしてくれます。山歩きガイドや漁師の仕事体験も。

所在地:石巻市雄勝町桑浜32-35
電話:080-1668-0476
http://kuwahamaryoshiminshuku.com/