小積エリア | キュレーター:豊嶋秀樹

在本彌生+小野寺望

ありもと やよい + おのでら のぞむ

各地の衣食住の文化背景の中にある美を写真に収めるべく世界を奔走する写真家・在本彌生と、牡鹿半島でニホンジカの有害獣捕獲を担い、狩猟や野生食材などを採取しながら、食材の育つ背景を伝える食猟師・小野寺望によるリボーンアート・フェスティバルのためのプロジェクト。ニホンジカの解体処理と牡鹿半島の自然の恵みを伝える拠点「FERMENTO(フェルメント)」を舞台に、野山に入り、野草を摘み、生き物を追い、それを生きる為の糧にする小野寺の生き方を在本が写真で捉える。

在本彌生
1970年東京生まれ。写真集に『Magical Transit Days』(アートビートパブリッシャーズ)、『わたしの獣たち』(青幻舎)、『熊を彫る人』(小学館)がある。

小野寺望
1967年気仙沼市生まれ。石巻市在住。宮城県猟友会石巻支部所属。「Antler Crafts(アントラークラフツ)」として活動。2017年よりリボーンアート・フェスティバルに関わり、「FERMENTO」の運営を任されている。

The world of hunting

小積エリア  | E2

猟師が捉えている自然の生々しさ

Photo: Yayoi Arimoto

The world of hunting

小積エリア  E2

MAP

猟師が捉えている自然の生々しさ

各地の衣食住の文化背景にある美を写真に収める写真家・在本彌生と、狩猟や野生食材が育つ背景を伝える食猟師・小野寺望によるプロジェクト。ニホンジカの解体処理と牡鹿半島の自然の恵みを伝える拠点「FERMENTO」を舞台に、小野寺の生き方を在本が写真で捉えます。「小積である猟師に出会いました。彼が日頃見て感じている自然の奥にあるものは、私の普段の暮らしの中にあるものとはまるでかけ離れています。彼が体感している自然の生々しさに、少しの恐れと憧れを私は感じます。彼がここで見て、触れて、捉えているものを、私は写真で捉えます」(在本彌生)

制作年:2019
鑑賞可能時間
平日…10:00~16:00(15:30最終受付)
土日祝・8月13日~16日…10:00〜17:00(16:30最終受付)
作品の場所
フェルメント 石巻市小積浜字谷川道44
オフィシャル
ツアー
○ 牡鹿半島コース
パスポート
必須

このエリア周辺の作品

アーティスト関連トピック

  • 鹿を活かすRAFオフィシャル鹿肉解体処理施設「FERMENTO」

    FERMENTO(フェルメント)は、RAFのオフィシャル施設として2017年に牡鹿半島の小積エリアにできた鹿肉解体処理施設。鹿猟師の小野寺望(Antler Crafts主宰)が運営し、人々が集まって感性を磨く場所となっています。
    詳細を見る

    2019.09.07

  • 小積エリア アーティストトーク「鹿に導かれ、私たちを見るとき」

    小積エリアの参加アーティスト・在本彌生、小野寺望、坂本大三郎、大久保裕子、志賀理江子、津田直とキュレーター・豊嶋秀樹による座談形式のトークイベントを9月16日(月祝)14:00~15:30にIRORI石巻で行います。
    詳細を見る

    2019.08.23

  • 石巻フードアドベンチャーのチケット好評販売中!【終了】

    フードディレクターのジェローム・ワーグと原川慎⼀郎が「Before We Cook – the nature of food」をコンセプトに展開する「石巻フードアドベンチャー」は、石巻・牡鹿半島の食材や自然を巡り、食し、自らの体を通して発見や学びを得る、食の冒険です。趣向を凝らしたイベントに、ぜひご参加ください。
    詳細を見る

    2019.09.17